第10回日本国際美術展「人間と物質」

開催場所
開催年1970年
会期
キュレーター・企画担当者中原佑介(コミッショナー)
参加者・出品者
主催
協力
備考

外部リンク:Artwords〈人間と物質展〉

回答者コメント

  • この展覧会が1970年に開催されたことを初めて知ったときのショックが忘れられない。興奮して当時を体験した人たちに話を聞きまくった記憶がある。中原佑介さんがこの展覧会をもういちど振返る展覧会をいつかしたいということをずっと前から言っていたというのも聞いていた。晩年はそういう気持ちはなかったのかもしれないが、私はずっとそれを見たいと心で願い続けていた。
  • 東京会場は伝説になっていますが、この展覧会って京都市美、愛知県美、福岡県文化会館に巡回しているんですよね。各会場の展示がどうだったか、って案外知られていないんじゃないでしょうか。
  • コメント不要の重要な展覧会ですが、中学生の自分には、実見は無理な話。
  • 当然見たことはありませんが、時代を画する展覧会だったと思うので
  • 中原佑介がコミッショナーとなり、L.ファブロ、J.クネリス、S.ルウィット、R.セラらの外国人作家と、狗巻賢二、榎倉康二、小清水漸、高松次郎、成田克彦、野村仁らの国内作家とで構成された展覧会。当時運動の最中にあって何の評価もされていなかった「もの派」を「アルテ・ポーヴェラ」「ミニマリズム」と同じ文脈の中に位置づけている。「もの派」が世界的に再評価されている現在だからこそ、改めて見たい展覧会。
  • 伝説の国際展を、昔の都美術館の空間で見てみたい。
  • ベタですが…コミッショナーは中原佑介、セラやルウィット、高松次郎や榎倉康二が一緒に並んだ伝説の会場を見てみたかったです。実際に見た方の話によると、お客さんがいなくてがら~んとしてたそうですけど。建て替え前の東京都美術館(旧東京府美術館、設計:岡田信一郎、1926年)の空間も一度体験したかったです。

  • 故中原佑介氏いわく「ボイスに何度も連絡とったけど、けっきょく会えなかったので、出品依頼にいたらなかった」という答えが耳に残る。
  • 日本初の本格的な国際展として知られる東京ビエンナーレ'70は神話的な存在となっている。クリスト、セラ、ハーケ、ビュレン、ペノーネなどの作家が来日し、現地で制作活動する姿は鬼気迫るものだったと聞いています。本展覧会がどのように当時の政治状況や世論を反映していたかという問いに迫ることで、現在の政治状況や世論の有様に対する新しい見方が照らし出されるのではないでしょうか。
  • 旧東京都美術館彫刻室で展示されたクリストの「床の包装」は忘れられない。
  • タイムマシンがあったら観に行きたいとつねづね思っていました。「伝説の展覧会」のわりには、多くの作品の収蔵不可能なため美術館業界では思い出されなくなってきている気がします。再展示はやろうと思えば不可能ではないし、今の展示技術をもってすればさらに精度を上げたリマスター版ができるはず。50周年の2020年に記念事業として東京都現代美術館でひとつ。
  • 1970年5月から8月に東京都美術館 にて開催された、様々な意味で日本のターニングポイントとなった1970年を象徴する展示。今見直してみると、私達日本人の過去43年間の歩みが見えてくると思う。
  • ゼーマンのWhen Attitudes Become Formに触発されたであろうセレクション、70年代の日本でどんな展示空間となったのか、見てみたい。
  • コンセプチュアルな作品を考える原点として。

順位

1位

得票数

21票